スラムダンクの主人公である「桜木花道」。わずか数ケ月足らずでリバウンド王になるなど、作中で急成長を遂げたキャラでもあります。桜木に憧れてバスケを始めた方もいるのではないでしょうか。本記事では、桜木の魅力を解説。バッシュなどもご紹介します。
桜木花道のプロフィール
所属高校 | 湘北高校 | 学年 | 1年生 |
誕生日 | 4月1日 | 身長/体重 | 188→189.2cm 83kg |
背番号 | 10番 | ポジション | PF |
CV | 草尾毅 木村昴(映画) | バッシュ | Air Jordan 6 ↓ Air Jordan1 |
桜木花道ってどんなキャラ?
「天才ですから」「天才桜木!」という発言もあるように、桜木は相当な自信家です。
それでいて仲間想いで信望も厚く、水戸・大楠・野辺・高宮という4人の仲間と「桜木軍団」を結成しています。
また、同級生から「花みっちゃん」と呼ばれるなど、ただの不良という訳でもない模様。
全国大会への出場が近づくと、他の生徒から応援されるような描写もありました。
バスケットボールとは真摯に向き合っており、文句を言いながらも苦手な基礎練習をこなす、周りが経験者のなかでも何とか湘北の力になろうともがくといった姿勢が見られます。
加えて、非常に負けず嫌いであり、相手チームの選手や監督と揉めることもしばしば。
また、責任感が強く、チームが負けたときには自責の念に苛まれた挙句、坊主頭になったこともありました。
基本的に先輩や目上の人に対してもタメ口であり、敬語を使うのは苦手な模様。
それでも厳しく自分と向き合ってくれる赤木や面倒見のよい彩子、監督の安西などには素直な姿勢を見せています。
桜木花道の歩み
赤木晴子を振り向かせるためにバスケ部へ入部する
和光中時代には50人もの女生徒からフラれ続けた桜木花道。
「好きな子と一緒に登下校をする」という夢が叶うことなく高校に入学した桜木は、進学後も荒んでいました。
そんなとき、女生徒から声を掛けられます。
「バスケットは…お好きですか?」
声を掛けたのは、同級生の赤木晴子でした。
そんな晴子に、桜木は一目ぼれ。
彼女の気を引きたい桜木は、やったこともないバスケを「大好きです。」と嘘をついてバスケ部に入部するのでした。
終生のライバル・流川楓との出会い
桜木が晴子と出会ったのと同じころ、大楠・野辺・高宮の3人が、桜木と同じぐらい身長があるデカい生徒を見かけます。
それが、桜木の終生のライバルとなる流川楓です。
流川は、中学のころから有名なバスケプレイヤー。
おまけに容姿端麗で、親衛隊ができるほど女生徒から人気があり、晴子の片思いの相手でもありました。
このことから、桜木は流川のことをライバル視。
一方の流川も負けず嫌いな性格で、2人は事あるごとに衝突を繰り返します。
天才ではないのかも…と悩む日々
キャプテン赤木とライバルの流川、そしてひと悶着あった末にバスケ部に加わった宮城・三井らと一緒に、桜木は初めての公式戦に挑みます。
「天才・桜木の衝撃のデビューの日が来た」と意気込む桜木でしたが、待っていたのは思い通りにいかない日々でした。
初戦の三浦台戦で退場したのを皮切りに、続く2回戦でも退場。
3回戦でも何もできずに退場。4回戦でも退場…。
チームが好調なのと対照的に、桜木はファウルを重ねていきます。
「もしかして…オレって天才じゃないのかも…。」
桜木は自信を失いつつありました。
ついに開花したリバウンド王
ベスト8にまで駒を進めた湘北。
ブロック最終戦の相手は、前年度2位の翔陽でした。
翔陽は、選手権監督の藤真を除き、スタメン全員が身長190cm以上の超大型チーム。
県内No.1の高さだと評価されていました。
翔陽の高さの前に、リバウンドが取れずに苦しむ湘北。
「リバウンドは君が制するんですよ。」試合前に安西からそう言われていた桜木は、前半終了間際のリバウンドでチームを救います。
「あのリバウンドには10本分の価値がある」「リバウンド王桜木よ!」とハーフタイムに晴子から声を掛けられた桜木は、後半からむしり取るようにリバウンドを重ねます。
桜木がリバウンドの才能を開花させた瞬間でした。
試合終盤、桜木は5つ目のファウルで退場しますが、この日一番の歓声は桜木に送られました。
悔しい敗戦と、チームメイトへの想い
決勝リーグに駒を進めた湘北。
そこで立ちはだかったのが、前回王者である海南や、練習試合で敗れている陵南といった強豪校でした。
初戦の海南戦、桜木は持ち前のリバウンドや、試合終盤のビッグプレイで王者・海南を苦しめます。
しかし、試合終了直前、桜木は痛恨のミスを犯し、チームも敗北してしまいました。
「オレのせいで負けたんすよ…。」
海南戦での悔しい敗北は尾を引き、桜木は数日にわたって部活を休むほど落ち込みます。
そんな桜木を立ち直らせるきっかけを作ったのが流川でした。
敗戦の原因をめぐって争う桜木と流川。
その翌日、桜木は頭を丸めて湘北バスケ部に戻ってくるのでした。
このころから、桜木に変化が起こります。
誰にも言われることなく自主的に練習をする、「親が心配するだろう」と小暮を気遣うなど、チームや仲間を想う言動が見られるようになったのです。
全国大会を賭けた最終戦では、小暮に「引退が伸びたな」と声を掛けました。
リバウンド王桜木、全国デビュー
「合宿シュート」を携え、桜木は全国デビューを果たします。
全国の強豪からしても桜木のリバウンドは脅威であり、赤木からは「湘北に必要になったぞ」と評価されるほど。
「リバウンド」という協力な武器と、赤坊主というインパクトのある見た目で、桜木は全国にその名を知らしめました。
また、日ごろから何かと争いが絶えず、いがみ合っていた桜木と流川ですが、このころから互いのことを徐々に認め合うように。
最終巻での名シーンは必見です。
桜木花道のプレイスタイル
類稀な体躯と身体能力
188cm(物語の途中から189.2cm)という、バスケ選手としても恵まれた体躯を持つ桜木。
それのみならず赤木から「超一流」と評価されるほどの走力を持ち、誰よりも速く高い所まで跳び上がる瞬発力を併せ持ちます。
神奈川で1.2を争うジャンプ力
フリースローラインから跳んでリングに手が届くほど、桜木は優れたジャンプ力を有しています。
陵南の彦一によると、桜木のジャンプ力は流川と並んで神奈川1.2を争うほど。
前述の瞬発力とジャンプ力で、桜木はリバウンドを取り続けています。
強靭な足腰
キャプテンの赤木や陵南の魚住、さらには自分よりも20cm以上も大きな相手にもパワー負けをしないほど、桜木には強靭な足腰が備わっています。
持ち前の足腰の強さから生み出されるパワーを駆使して、桜木は湘北のゴール下を守っているのです。
恐るべき成長スピード
まったくの素人でバスケ部に入部したものの、海南戦までのわずか3ヵ月足らずで湘北のスタメン以外では止められない選手にまで成長した桜木。
晴子は「成長スピードが新幹線のようだ」としており、他校のライバルや監督からも評価されています。
これも、「自分だけが素人の状況でも何とかしよう」と必死に考えてプレイしているからこそ。
下からフリースローを打つ、合宿シュートとリョータ直伝のフェイクを組み合わせるなど、周囲を驚かせるプレイを次々と披露してみせます。
「天才・桜木」はただの自称ではなかった
一目ぼれをした晴子の気を引くためにバスケを始めた桜木。
作中で晴子が言った通り、きっと桜木にとってバスケはぴったりだったのでしょう。
また、わずか数カ月で全国の猛者どもとわたりあうまでに急成長した桜木は、自称ではなく本当に天才なのかも知れません。
本記事でスラムダンクに興味を持たれた方、ぜひスラムダンクを読んでみてください。
また、既に読んだことがある方も、今一度読み返してみてはいかがでしょうか。